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1998/12/11    

海豚 # 1.

Microsoft

Microsoftが作った喋る人形ってどうよ

彼がカツラかもしれないと言う小さな疑問がわいたら、フジテレビでデートすればいい。おっと、これは、オリジナルそのままだぁ。中身までパクったらそら、やばいでぇ。もとい。

今年の子供のクリスマスプレゼントを考えるなら、いや、子供に英語の英才教育をしたいなら、Microsoftが出しているバーニー人形はどうだろう。ビルゲイツにも、二人目の子供が出来たそうで、今年は、バーニー以外にも、オーサー人形もあるぞ。バーニーは、世界中で女の子や変態おじさんが夢中になっている足長ねーちゃん人形の本家”バービー”とはちがうぞ。

ナンシー関が、バーニーの事をどう言っているかは知らないが、バーニーとは、Microsoftが子供用のソフトやTVやビデオなどでわりと主力のキャラクターに据えている、紫色した恐竜のマスコットだ。これが、世界で一番かわいくない。やっと、このキャラクターがかわいくないことに人気がないことに気がついてか、今年は、オーサーという既存のTVの漫画のキャラクターを使ったVersionも新発売だ。きっと、ビル君の一人目の子供は、バーニーの人形を持たされて、二人目は、オーサーの人形を持つのだろう。ちなみに、ぼくは、セサミストリートの食いしん坊モンスター”クッキー”が一番好きだ。

ほんとに、Microsoftがそんなもの出しているのかって? 本当です。でもね。Microsoftが出すのだもの。ただの人形じゃないよ。4000Wordsも喋るし、動くし、いないいないバァだってやってのける。RS232Cでコンピュータにつなげば、画面のソフトと連動して動いたり喋ったりするわけだぁ。もう、そら、無限の可能性をもったおもちゃなのさ。でもね。$100を超えるけどね。アメリカのみんなは、Microsoftの株で大儲けしてるから、それぐらい、安い安い。

ぜんぜん、Microsoftってわかっていない。子供のおもちゃは、積み木でいいのだ。積み木は、ある時は家の形になり、ロケットになり、駐車場にだってなる。子供の頭の無限の想像の力を引き出してくれる。それは、所詮有限の世界から抜け出れないコンピュータとは、レベルが違うのだ。おもちゃが喋ったりすれば、はじめは受けるかもしれないが、それだけなのよ。そこから、どこへも広がっていかない。子供の相手の製品であれば、あるほど、”のりしろ”の部分が広くなくちゃだめなんだよ。ビジネスソフトとおんなじ”のり”で、おもちゃまで作っちゃって、滑稽でしかないよ。少しは、ディズニーやワーナーを見習えば? いや、今月のおこずかいでワーナーあたり買っちゃえば? 買う前には、一声かけてね。株買っておくからさ。

フジテレビ、本当にソフト会社なのかな。それとも、お台場の不動産所有会社なのかな。おっと、また、オリジナルパックてしまった。もとい。

Microsoft、本当にソフト会社なのかな。じゃあ、Lotusがおもちゃつくったらどんなのになるのかって? それは、聞かないお約束。うふ。Microsoftのバーニーそっくりになるに決まってるやん。バーニーのそっくりに、おまけの着せ替え用の服がついていて、2ドル安く売るのでしょうね。IBMがやると、ブルーのスーツ着た人形かな。

おもちゃは、子供の想像力をくすぐる工夫で、楽しませなくてはならないのだ。Microsoftのおもちゃにはそれがない。別にそれでもいい、というなら、別だけどさ。

繰り返すが、そして当たり前のことだが、子供のおもちゃは、リピーター(子供にあきられないこと)が鍵を握るのだ。おもちゃばこで、埃をかぶっちゃだめなのよ。

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