マーケティングドルフィンアホ # 62.

電脳市場”裏”本舗
”素人” Marketing Opinion

2002/04/23

アホ # 62.

高島屋

Good Looking Lifeって、あくまで、Lookingなのよ

田園都市線沿線に住んでいると、ニコタマの高島屋から月刊の冊子が、郵便受けに入っていることがある。そのデザインなどは、小洒落た感じで、嫌味なぐらいさわやかで、そらMain Targetである奥様たちへのハートをぐっぐっと掴むというか、奥様たちに媚まくりの冊子なのである。

まあ、それは、Webのデザインを見ても、一貫した主張なので、それはそれで良いと思っている。ただ、まったくTarget外の僕にまで配ってくるあたりが笑えるだけである。郵便受けには、男の名前が一つだけあるアパートなんだよ。

http://www.takashimaya.co.jp/
http://www.tamagawa-sc.com/trend/index.html

この二つのSiteを比べてもらうと、そのメッセージの違いがわかると思う。が、本日のアホ的には、それはどうでもよい。問題は、昨日、配られた冊子の中の津田晴美という人が書いた、Good Looking Life特集なのである。それこそ、小洒落た感じのインテリアなどが、たくさん紹介されているのである。が、あくまで、”Looking Good”な小物たちなのである。

調べてみると、この人、同じタイトルの本を出している様子。

http://61.114.182.22/bookshop/cont/ja/bk_detail/202-8.htm

そこまで、格好にこだわってどうするのよ。人生を豊かにするのは、その中身だよ、中身。小物なんぞ、あくまで小物。人と人のぶつかり合い、真剣勝負こそが面白い。高島屋も豊かな生活を提案している”ふり”をしているだけで、ただ物欲を煽ってるだけ。そのなんだか作られた偽善ぶりに、読んでいて吐きそうになった。カタログっぽくして、その商品そのものの良さをアピールしてくれた方が、よっぽど好感もてる。

P.S.
どうせ、ブランド・タグラインに、”あなたの生活を豊かにする”とか、言ってるとちゃうやろか。フッフッフ。笑ろたろ。ぼろくそ言うたろ。と思って調べたのだが、高島屋のブランド・タグラインって、見つからなかった。だれか知ってる？そういえば、日本の流通って、ブランドへの自ら行うイメージ付けって希薄？

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Last update: 2003/05/12